はじめに
こんにちは。英検2級合格を目指す高校生の皆さん、特に「リーディング(長文読解)が苦手…」と悩んでいませんか?英検2級のリーディングは語彙レベルが上がり、文章も長くなるため、高校生にとっては大きな壁となりがちです。
しかし、適切な参考書を選び、正しい対策を積めば必ず攻略できます。世の中には多くの英検対策本がありますが、「どれが自分に合っているかわからない」という声も多く聞かれます。
この記事では、大学受験指導のプロの視点から、英検2級リーディング対策でよく名前が挙がる以下の4冊の参考書・問題集を、忖度なしで徹底的に比較・分析します。
【今回比較する参考書】
- 英検分野別ターゲット(旺文社)
- 英検2級 総合対策教本 (旺文社)
- 世界一わかりやすい 英検2級に合格する授業 (KADOKAWA)
- 英検2級 過去6回全問題集 (旺文社)
あなたのレベルや学習スタイルに最適な一冊を見つけるお手伝いをします。
英検2級の参考書 徹底比較一覧表
まずは、今回比較する4冊の特徴を一覧表で確認しましょう。
| 比較項目 | 分野別英検2級リーディング | 総合対策教本 | 世界一わかりやすい | 過去6回全問題集 |
|---|---|---|---|---|
| コンセプト | リーディング特化型。圧倒的な演習量で長文読解力を鍛える。 | 全分野網羅型。英検2級の全体像を把握し、基礎を固める王道。 | 講義型。なぜそうなるのか「解き方のプロセス」を丁寧に解説。 | 実戦演習型。過去問6回分で本番の形式と時間配分に慣れる。 |
| 指導・サポート内容 | 長文読解問題(ウォーミングアップ、過去問、模擬テスト)に特化。 | リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング(二次)の全分野の解説と練習問題、模擬試験。 | 人気講師による講義形式の解説。文法や読解の「コツ」を伝授。 | 過去問6回分。Web自動採点サービス、リスニングアプリ対応。 |
| 費用 | 1,760円 | 1,980円 | 1,540円 | 1,980円 |
| 向いている生徒像 | 一通り基礎は学んだが、長文読解の演習量が絶対的に不足している人。 | これから英検2級対策を始める人。まず全体像を把握したい人。 | 独学で進めたいが、解説が詳しくないと理解しづらい人。 | 試験直前期の人。自分の実力と時間配分を確認したい人。 |
各参考書の詳細解説
[英検分野別ターゲット英検2級リーディング問題 改訂版] の詳細
リーディング、特に長文読解に特化した問題集です。「とにかく量をこなしたい」というニーズに応える一冊です
基本情報
| 参考書名 | 英検分野別ターゲット英検2級リーディング問題 改訂版 |
| 指導形態 | 参考書(リーディング特化型問題集) |
| 対象学年 | 高校生、浪人生、一般 |
| 料金体系 | 1,760円 |
| 公式サイト | 旺文社 公式サイト |
強み
最大の強みは、その圧倒的な問題量です。長文読解は「質より量」が必要な側面もあり、多くの問題に触れることで、英文を読むスピードと「答えの根拠」を見つける訓練を徹底的に積むことができます。ウォーミングアップから模擬テストまで段階的に構成されている点も評価できます。
弱点と合わない人
リーディング特化型であるため、当然ながらリスニングやライティング対策は別途必要です。また、口コミにもあるように「結構難しい」と感じる人もおり、まだ基礎が固まっていないうちに取り組むと挫折する可能性があります。ある程度、単語や文法の基礎力がある人向けです。
使っている人の声
「これをやり込んで、長文で答えの根拠を見つける訓練ができた。本番でも焦らなくなった。」
「高校生には難しく感じた。単語レベルも高いので、まずは単語帳を完璧にしないと厳しい。」
【塾講師のコメント】
「英検分野別ターゲット」は、野球で言えば「素振り」や「打ち込み」のための教材です。基礎体力(単語・文法)がついてきた高校生が、リーディングの得点力を集中的に伸ばしたい時期に最適です。ただし、これ一冊で合格はできません。あくまで「リーディング強化」の特効薬と捉えましょう。
[英検2級 総合対策教本 (旺文社)] の詳細
「英検対策の王道」とも言える、全分野を網羅した総合対策書です。多くの高校や塾で採用されており、信頼性が高い一冊です。
基本情報
| 参考書名 | 英検2級 総合対策教本 |
| 指導形態 | 参考書(全分野網羅型) |
| 対象学年 | 高校生、浪人生、一般 |
| 料金体系 | 1,980円 |
| 公式サイト | 旺文社 公式サイト |
強み
最大の強みは、その網羅性です。リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング(二次試験)まで、英検2級に必要なすべてがこの一冊にまとまっています。文法事項の解説も丁寧で、初めて2級対策をする高校生が「まず何をやればいいか」を理解するのに最適です。
弱点と合わない人
網羅的である反面、各分野の演習量は限られます。特にリーディングに関しては、「総合対策教本」内の問題だけでは演習不足になる可能性が高いです。あくまで「インプット」と「基礎的なアウトプット」のための教材と考えるべきです。
使っている人の声
「準2級の時もこれを使って合格できた。説明が分かりやすく、一冊で全部カバーできる安心感がある。」
「これ一冊では問題数が足りない。特に長文は、別に問題集を買う必要があった。」
【塾講師のコメント】
高校生が英検2級対策を始める「最初の1冊」として最適です。まずはこの「総合対策教本」で試験の全体像を掴み、自分の弱点(例えばリーディング)を把握する。その上で、足りない部分を「英検分野別ターゲット」のような特化型問題集で補う、というのが王道の使い方です。
[世界一わかりやすい 英検2級に合格する授業 (KADOKAWA)] の詳細
人気予備校講師、関正生先生による講義形式の参考書です。「なぜそうなるのか」という理屈や、問題を解く際の「頭の働かせ方」に焦点を当てているのが特徴です。
基本情報
| 参考書 | 世界一わかりやすい 英検2級に合格する授業 |
| 指導形態 | 参考書(講義型・総合対策) |
| 対象学年 | 高校生、浪人生、一般 |
| 料金体系 | 1,540円 |
| 公式サイト | KADOKAWA公式サイト |
強み
最大の強みは、その「解説の分かりやすさ」です。丸暗記ではなく、読解のヒントがどう本文中に隠されているか、選択肢の切り方など、実践的なテクニックと考え方が学べます。「10日間で終わる」構成も、部活などで忙しい高校生にとって取り組みやすいポイントです。
弱点と合わない人
「総合対策教本」と同様に、講義形式で理解を促すことを重視しているため、純粋な演習量は少なめです。また、「世界一わかりやすい」というタイトル通り、非常に噛み砕いて説明されているため、既に基礎力が高く、演習だけを大量にこなしたい人には不向きかもしれません。
使っている人の声
「まさに『目からウロコ』だった。長文のどこを読めばいいのか、どう考えればいいのかが分かった。」
「分かりやすいけど、これだけでは演習が足りない。結局、過去問は別に必要。」
【塾講師のコメント】
「総合対策教本」が「教科書」なら、こちらは「分かりやすい予備校の授業」です。独学で進めるのが不安な高校生や、一度「総合対策教本」などで勉強したがイマイチ点数が伸び悩んでいる人に、解き方の「コツ」を掴むための「2冊目」としておすすめです。
[英検2級 過去6回全問題集 (旺文社)] の詳細
英検対策の「仕上げ」として必須とも言える、過去問題集の定番です。本番と同じ形式の問題を6回分演習できます。
基本情報
| 参考書名 | 英検2級 過去6回全問題集 |
| 指導形態 | 問題集(過去問) |
| 対象学年 | 高校生、浪人生、一般 |
| 料金体系(目安) | 1,980円 |
| 公式サイト | 旺文社 公式サイト |
強み
本番と全く同じ形式・レベルの問題を解ける唯一の教材です。6回分という十分な量があり、時間配分の練習や、自分の弱点分野の最終確認に最適です。Webでの自動採点サービスや、リスニング音声をアプリで聞ける利便性も、高校生にとって大きなメリットです。
弱点と合わない人
これは「インプット」のための教材ではありません。基礎ができていないうちに取り組んでも、ただ「解けない」だけで終わってしまい、効果は薄いです。あくまでも、総合対策書や単語帳で基礎を固めた後に使う「仕上げ」の教材です。
使っている人の声
「Web採点が便利。5級からずっとこのシリーズで合格してきた。解説も分かりやすい。」
「本が分厚くて持ち運びが大変(笑)でも問題と解答解説で別冊にできるから助かる。」
【塾講師のコメント】
「過去問」は、試験対策の必須アイテムです。特にリーディングは時間との戦い。この問題集を使い、必ず時間を計って解いてください。「どの長文に何分かけるか」という感覚を掴むことが、合格への最短距離です。試験の2〜3週間前から取り組むのが理想的です。
おすすめの選び方【結論】
さて、高校生で英検2級の合格を目指す(特にリーディング強化)」あなたに、これら4冊をどう使い分けるべきか、アドバイザーとして結論を提示します。
【塾講師のコメント】
高校生のリーディング強化に最適なのは、「総合対策教本」または「世界一わかりやすい」で基礎を固め、その後「英検分野別ターゲット」と「過去6回全問題集」で演習を積む、という組み合わせです。
ステップ1:基礎(インプット)
まずは「総合対策教本」で試験の全体像を学びましょう。もし独学が不安で、解説をじっくり読みたいタイプなら「世界一わかりやすい」から入るのも非常に良い選択です。ここでリーディングの「解き方」の基礎を学びます。
ステップ2:弱点強化(リーディング)
ステップ1で基礎を学んだら、あなたの課題であるリーディングの演習を積みます。ここで「英検分野別ターゲット」を使います。時間を計る必要はまだありません。一文一文を正確に読み、なぜそれが答えになるのかを確認する「精読」の練習をしましょう。
ステップ3:実戦(仕上げ)
試験の2〜3週間前になったら、「過去6回全問題集」に取り組みます。必ず時間を計り、本番と同じ状況で解いてください。リーディングの時間配分(どの問題に何分かけるか)をここで最終決定します。
この3ステップが、高校生が効率よくリーディングを克服し、英検2級に合格するための最も確実なプランです。
よくある質問(Q&A)
単語帳は別で必要ですか?
必須です。英検2級のリーディングで点数が取れない最大の原因は、多くの場合「語彙力不足」です。今回紹介した参考書は、あくまで「解き方」や「演習」のためのものです。これらと並行して、必ず「パス単2級」などの専用単語帳を一冊、完璧に仕上げてください。単語学習がリーディング対策の土台となります。
全部やる時間がない場合、どれか1冊だけ選ぶならどれですか?
非常に難しい質問ですが、もし「インプット」が全くできていない状態なら「総合対策教本」、ある程度基礎力があり「演習」がしたいなら「過去6回全問題集」を選ぶのが現実的です。ただし、リーディング強化が目的なら、「総合対策教本」+「過去6回」の2冊体制が最低ラインと考えた方が合格は近づきます。
まとめ
今回は、英検2級のリーディング対策という観点で、4冊の人気の参考書・問題集を比較しました。
どの教材も素晴らしいものですが、それぞれに「役割」があります。あなたの現在のレベルと、試験本番までの残り時間を見極め、最適な「組み合わせ」を選ぶことが重要です。
この記事が、あなたの英検2級合格の一助となれば幸いです。応援しています!


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