2026年1月17日実施、共通テスト1日目(地歴公民・国語・英語)の分析速報版です。
大手予備校3社のデータを統合分析した結果、今年の1日目は「国語・世界史の難化」と「英語Rの易化」という明暗が分かれる展開となりました。
▼1日目の結論(ハイライト)
- 国語・世界史:駿台が「難化」と判定。記述量・資料増で苦戦。
- 英語R:総語数が微減。素直な問題が多く易化。
- 英語L:第4問Aでダミー選択肢が登場。河合・駿台がやや難化と判定。
- 日本史:比較的取り組みやすいセットか。
【速報版】予備校別の共テ難易度判定一覧表
| 科目名 | 河合塾 | 駿台 | 東進 | 総合トレンド |
|---|---|---|---|---|
| 国語総合 | やや難化 | 難化 | やや難化 | 難化(傾向変化) |
| 英語(R) | やや易化 | やや易化 | 易化 | 易化(取り組み易) |
| 英語(L) | やや難化 | やや難化 | 昨年並み | やや難化 |
| 世界史探究 | やや難化 | 難化 | やや難化 | 難化(分量増) |
| 日本史探究 | 昨年並み | やや易化 | 昨年並み | 並〜やや易化 |
| 地理探究 | やや易化 | 昨年並 | 昨年並み | 並〜やや易化 |
【英語】「易化」のRと「形式変化」のL
英語リーディング 易化
① 総語数は昨年並〜微減
全体の語数は約5,600語で、昨年と比較して微減または横ばいです。「読む分量が増え続ける」というここ数年のトレンドが止まり、精神的な圧迫感が減りました。
全体の語数は約5,600語で、昨年と比較して微減または横ばいです。「読む分量が増え続ける」というここ数年のトレンドが止まり、精神的な圧迫感が減りました。
② 「素直な問題」が多かった
駿台が「素直で取り組みやすい」と評するように、正解を選ぶのに迷う奇問が減少しました。題材も「ダンスコンテスト(身近)」から「マインド・ワンダリング(学術的)」まで多様でしたが、設問アプローチはオーソドックスでした。
駿台が「素直で取り組みやすい」と評するように、正解を選ぶのに迷う奇問が減少しました。題材も「ダンスコンテスト(身近)」から「マインド・ワンダリング(学術的)」まで多様でしたが、設問アプローチはオーソドックスでした。
英語リスニング やや難化
① 第4問Aに「ダミー」の罠
明確な変化があったのは第4問A(問18-21)です。従来はイラストを順番に並べるだけでしたが、今年は「5つのイラストから不要な1つ(ダミー)を除外する」という形式に変化しました。
明確な変化があったのは第4問A(問18-21)です。従来はイラストを順番に並べるだけでしたが、今年は「5つのイラストから不要な1つ(ダミー)を除外する」という形式に変化しました。
② 河合・駿台が「やや難化」へ修正
読み上げ語数は約1,600語で昨年と同程度ですが、情報を統合的に処理する力が求められました。駿台は「視覚情報と音声の組み合わせ処理」などの負担増を理由に難易度判定を「やや難化」としています。
読み上げ語数は約1,600語で昨年と同程度ですが、情報を統合的に処理する力が求められました。駿台は「視覚情報と音声の組み合わせ処理」などの負担増を理由に難易度判定を「やや難化」としています。
【国語】対策の裏をかく問題!?
現代文:グラフ消失と不透明さ
① 予備校間で割れる評価
河合・東進は「やや難化」ですが、駿台は「難化」と判定しました。第3問のグラフ消失に加え、出題意図がつかみにくい設問が現場での迷いを生んだようです。
河合・東進は「やや難化」ですが、駿台は「難化」と判定しました。第3問のグラフ消失に加え、出題意図がつかみにくい設問が現場での迷いを生んだようです。
② 小説は遠藤周作
戦後の著名作家の重層的な心理描写(幼少期と現在の対比)の読み取りが必要でした。問6では「ノート」形式で同一作品の別箇所が引用され、参照作業の負荷がかかりました。
戦後の著名作家の重層的な心理描写(幼少期と現在の対比)の読み取りが必要でした。問6では「ノート」形式で同一作品の別箇所が引用され、参照作業の負荷がかかりました。
古文・漢文:日本漢文の定着
① 漢文:2年連続「日本漢文」
昨年に続き、江戸時代の儒学者(長野豊山)の文章が出題。東進は「2年連続は極めて珍しい」と分析。中国古典対策のみの層には読みづらさがありました。
昨年に続き、江戸時代の儒学者(長野豊山)の文章が出題。東進は「2年連続は極めて珍しい」と分析。中国古典対策のみの層には読みづらさがありました。
② 古文:『うつほ物語』
和歌の出題が消えました。文章自体は平安時代の作り物語で読みやすかったものの、選択肢に紛らわしいものが含まれており、点数が伸び悩みやすいセットでした。
和歌の出題が消えました。文章自体は平安時代の作り物語で読みやすかったものの、選択肢に紛らわしいものが含まれており、点数が伸び悩みやすいセットでした。
【地歴公民】3科目の詳細トレンド
世界史探究 難化
● 量による難化
資料と会話文の数が圧倒的に増えました。河合・東進は「やや難化」ですが、駿台はより厳しく「難化」と判定しています。処理量が限界を超え、時間不足に陥る受験生が続出しました。
日本史探究 昨年並〜やや易
● 現代からの出題
出題範囲が村山内閣まで扱われましたが、年代整序問題が激減し、比較的取り組みやすい内容でした。駿台のみ「やや易化」としており、得点源になり得た科目と言えます。
地理探究 負担軽減
● 資料の「視認性」向上
統計地図やグラフは多いものの、「一目で要点がわかる資料」が多く、読み取りのストレスが減りました。河合塾は「やや易化」としています。
📊 各予備校の公式データ(外部リンク)
より詳細な解答速報・分析は以下から確認できます
👨🏫 塾講師から今夜のアドバイス
1日目、本当にお疲れ様でした。
特に駿台が「難化」とした国語や世界史で苦戦した人は多いはずです。しかし、英語Rなどで持ち直せたなら十分戦えています。
難易度の乱高下に一喜一憂せず、この記事を読んだらすぐにスマホを閉じ、明日の数学・理科の公式確認だけをして寝てください。勝負は明日決まります。


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