【塾講師が解説】成績を最短で伸ばす塾のテキスト活用法

勉強法

塾のテキスト、眠らせていませんか?
成績を最短で伸ばす塾のテキスト活用法

塾から渡されたテキストが、机の上や本棚に積み重なってはいませんか?「授業は受けているけれど、テキストをどう活用すればいいか分からない」と悩んでいる中学生・高校生は非常に多いです。

この記事を読めば、その悩みは解決します。あなたは、配られたテキストを「自分専用の最強の参考書」に変え、塾の授業効果を最大化し、成績を論理的に伸ばす具体的な方法を習得できます。

塾のテキスト・教科書の”もったいない”使い方

多くの生徒が陥りがちな、非効率なテキストの使い方があります。もし一つでも当てはまれば、今すぐ改善が必要です。

・授業中に先生が言ったことを教科書やノートではなく、テキストにただ書き写しているだけ。
・授業中にマーカーや色ペンで線を引くことに満足し、見返していない。
・予習として、とりあえず問題を解いて、答えを丸写ししている。
・テスト前に初めてテキストを開き、解けない問題の多さに愕然とする。

これらはすべて「作業」であり、「学習」ではありません。テキストは、受け身で使うものではなく、能動的に「育てていく」ものなのです。

授業の理解を育てる3ステップ戦略

テキストの価値を最大化する鍵は、「授業」を軸にしたサイクルにあります。解説する手順は、たったの3ステップです。

1. 予習編: 授業の「吸収率」を100%にするための準備
2. 授業編: テキストを「自分専用の解説書」に創り変える
3. 復習編: 「理解した」を「自力で解ける」に変える

この3つを連動させることで、テキストは市販のどんな参考書よりも価値のある、あなただけの武器となります。

具体的な手順(目的とコツ付き)

ステップ1:【予習編】「分からないこと」を明確にする準備

予習の目的は「問題を解けるようにすること」ではありません。最大の目的は、「自分が何が分からないのかを把握し、授業で聞くべきポイントを明確にすること」です。

1

テキストの解説や例題を「読む」
まずは授業で扱う範囲の解説を読みます。時間をかける必要はありません。5分〜10分で構いません。

2

演習問題に「目を通す」(解かない)
次に、演習問題に目を通します。この時、無理に解こうとしないでください。「解けそうか、解けなさそうか」を判断するだけです。

3

分からない箇所に印をつける
読んでも意味が分からない用語や、解けそうにない問題番号に、鉛筆で薄く「?」や「印」をつけておきます。これが授業での「的」になります。

👉 塾講師からのアドバイス

予習で答えを写すのは最悪の行為です。それは「分かったフリ」をするだけで、授業中に「?」が解消される快感と学びの機会を失います。分からなくて当然。その「?」こそが宝なのです。

ステップ2:【授業編】「自分専用の最強解説書」を創る

授業の目的は、「予習で見つけた『?』をすべて解消し、講師の思考プロセスをテキストに記録すること」です。

1

「?」を消す意識で解説を聞く
予習で印をつけた箇所を、講師がどう説明するか集中して聞きます。理解できたら、印を消すか、上から「OK」と書き込みましょう。

2

テキストに載っていない「講師の言葉」を書き込む
これが最も重要です。講師が強調した「なぜそうなるのか」「ここが間違いやすい」という理由や着眼点を、テキストの余白に直接書き込みます。

3

色ペンの使いすぎに注意する
テキストをカラフルにしても成績は上がりません。使う色は「重要(赤)」「自分の間違い(青)」など2〜3色に限定し、後で見返したときに「何が重要か」が一瞬で分かるようにします。

ステップ3:【復習編】「できる」状態に定着させる

授業で「分かった」状態は、まだ一時的な記憶に過ぎません。復習の目的は、「授業で理解した内容を、自力で再現できる『長期記憶』に変えること」です。

1

「授業直後(当日)」の復習
記憶が最も新しいうちに、授業で扱った問題を解き直します。ここで重要なのは「講師の解説(授業中のメモ)」を見ながらでも良いので、「なぜそうなるか」を完全に理解することです。

2

「週末(数日後)」の復習
今度は、テキストの解説やメモを一切見ずに、もう一度同じ問題を解きます。ここで自力で解ければ「定着した」証拠です。

3

「間違えた問題」に印をつける
自力で解けなかった問題に「×」をつけます。この「×」がついた問題こそが、あなたがテスト前に本当に解き直すべき「宝物」です。

塾の教科書・テキストに関するよくある質問

この戦略を実行しようとすると、必ずいくつかの「壁」にぶつかります。

Q.

部活や宿題が忙しくて、「予習」の時間が取れません。

A.

完璧を目指す必要はありません。予習は「解く」必要はなく、「読む」だけでいいのです。塾に向かう電車の中や、授業が始まる前の5分間、テキストに目を通し「?」に印をつけるだけでも、授業の質は劇的に変わります。

Q.

復習しても、テキストの解説だけでは理解できない問題があります。

A.

それこそが塾に通う最大の価値です。理解できない問題は、次の授業日を待たずに、すぐに塾の講師に質問してください。その際、テキストの「どこが分からないのか」を明確に示すことが重要です。その質問と答えも、テキストに書き込んでしまいましょう。

さらにライバルに差をつける「テキスト3周回テクニック」

テキストを「完璧」にするには、反復が不可欠です。しかし、闇雲に繰り返すのは非効率。そこで「3周回テクニック」をお勧めします。

1周目:授業と復習(ステップ3)で、まずは全問を解き、「×(解けなかった問題)」を明確にします。
2周目:テストの1〜2週間前に、「×」がついた問題だけを解き直します。ここで解けたら「△」にします。
3周目:テスト直前に、「△」がついた問題(=2回間違えた問題)だけを解き直します。

これにより、テスト直前には「自分が本当に苦手な問題」だけに時間を集中投下でき、最短で得点力を上げることが可能になります。

まとめ

塾のテキストは、あなたの学習の基盤になるものです。

成績を伸ばすテキスト活用の要点

1. 予習は「分からない箇所」を見つけるために行う。
2. 授業は「講師の思考」をテキストに書き込み、最強の解説書を創る場とする。
3. 復習は「自力で解ける」ようになるまで、印をつけながら反復する。

すべてを一度にやろうとすると挫折します。まずは「最初の一歩」を踏み出すことが何よりも重要です。

今日の具体的なアクションプラン:
「次に受ける塾の授業の範囲を5分だけ読み、分からない問題番号に『?』をつけてみる」

まずはここから始めてみてください。授業中の集中力と理解度が、今までと全く違うことに驚くはずです。

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