【塾講師が解説】「成績up!」正しい理科のノートの取り方とは

成績勉強

【塾講師が解説】「成績up!」正しい理科のノートの取り方とは

理科のノートってどう書いてる?

理科の授業、お疲れ様です。授業は真面目に聞き、黒板もきれいに写している。

【Before】 「それなのに、テスト前にノートを見返しても、どこが重要か分からない」「提出点は欲しいから頑張って書いているが、正直、復習には役立っていない」

そんな悩みを抱えていませんか?

この記事を読めば、あなたは変わります。

【After】 あなたのノートは、「先生がA評価を付けたくなる見やすさ」「テスト前に最強の復習ツールとなる機能性」を両立させた、自分だけの『戦略的な武器』に生まれ変わります。

理科のノート”もったいない”書き方

まず、なぜあなたのノートが「復習しにくい」のか。それは、多くの生徒が陥る「もったいない間違い」に当てはまっているからです。自分のことだ、とドキッとしたら、それが成長のチャンスです。

1. 「カラフル芸術」になっている

5色も6色もペンを使い、きれいに色分けすることに満足していませんか? 一見きれいに見えますが、情報が多すぎて、脳は「どこが本当に重要か」を判断できません。それは学習ではなく「作業」です。

2. 「黒板の丸写し」で満足している

先生が黒板に書いたことを、一字一句そのまま写す。提出のためには必要かもしれませんが、それだけでは「思考」がゼロです。教科書をコピーしているのと同じで、あなたの理解は1ミリも深まっていません。

👉 塾講師のアドバイス

ノートは「きれいに作ること」がゴールではありません。ノートは「授業内容を理解し、将来の自分がテストで点を取るために使う道具」です。目的を見失ってはいけません。

3. 「余白恐怖症」になっている

ノートの端から端まで、隙間なくギッシリと文字を詰め込んでいませんか? そのノートは、2回目に見返す気が起きません。復習とは「情報を追加・整理する」作業。そのための「余白」がなければ、ノートは作った瞬間に役目を終えてしまいます。

理科のノートの正しい取り方

心配ありません。今から、提出点を取りつつ、復習効率を劇的に上げるための「3つの戦略」を授けます。この3つを意識するだけで、あなたの理科の成績は必ず変わります。

戦略1: 色分けの「厳格なルール化」
戦略2: 思考を育てる「2分割レイアウト」
戦略3: 知識を定着させる「自分の言葉」の追加

一つずつ、具体的に解説します。

具体的な手順

ここからが本題です。具体的なノートの作り方を解説します。すべてを実行する「目的(Why)」と「コツ」もセットで理解してください。

1

戦略1: 色分けの「厳格なルール化」

【目的】 見返した瞬間に、情報の重要度を0.1秒で判断できるようにするため。
【手順】 使う色は、基本の「黒(またはシャープペン)」を除き、「赤」と「青」の2色、最大でも「緑」を加えた3色までに厳しく制限します。
【実践のコツ】
赤: 最重要語句、公式、テストに出ると明言されたこと(例:「光合成」「オームの法則」)
青: 赤ほどではないが重要な語句、先生の補足説明、流れを示す矢印(例:実験の手順、理由)
緑(任意): 自分の疑問点、間違えた問題の印など
これ以外の色は使いません。このルールを徹底するだけで、ノートは劇的に見やすくなります。

2

戦略2: 思考を育てる「2分割レイアウト」

【目的】 「板書を写すエリア」と「自分の思考を書き込むエリア」を物理的に分け、復習のための「余白」を強制的に確保するため。
【手順】 ノートの各ページに、縦に1本線を引きます。比率は「左側 7:右側 3」または「左側 3分の2:右側 3分の1」が黄金比です。
【実践のコツ】
左側(広い方): 「板書エリア」。先生が黒板に書いたこと、日付、単元名を書きます。ここは提出点のために、丁寧さを意識します。
右側(狭い方): 「思考エリア」。ここは自由に、汚くても構いません。次の戦略3で使う重要なスペースです。

3

戦略3: 知識を定着させる「自分の言葉」の追加

【目的】 「写す」作業を「理解する」作業に変え、知識を脳に定着させるため。
【手順】 授業中、または授業後の復習で、「思考エリア(右側)」に以下の情報を書き込みます。
【実践のコツ】
先生の口頭説明: 黒板にはないが、先生が口で言った重要なこと(「ここはテストに出やすいぞ」など)
自分の言葉で要約: 先生の説明を、自分が分かる言葉で書き直す。(例:「つまり、AとBが反応するとCが絶対できるってこと」)
疑問点: 「なぜ?」「AとBの違いは?」と、その場で感じた疑問をメモする。(後で調べるフックになる)
図やグラフの簡略化: 理科は図が命です。教科書の複雑な図を、右側に自分で簡略化して描いてみます。これが最強の記憶術です。

よくある質問(Q&A)

この方法を伝えると、必ず出てくる質問があります。先回りして回答しておきましょう。

Q.

授業のスピードが速くて、右側(思考エリア)を書く時間がありません。

A.

その通りです。授業中は、まず「左側(板書エリア)」を埋めることを最優先してください。ここは提出点に関わります。
右側は、授業中に書けること(先生の口頭説明など)だけ書き、残りは空白で構いません。重要なのは、「その日のうちに、5分でもいいからノートを見返す」ことです。その復習の際に、右側の「自分の言葉での要約」や「疑問点」を書き込むのです。これで「授業」と「復習」が1セットになります。

Q.

図やグラフをきれいに描けません。どうせなら教科書を見たほうが良いのでは?

A.

大きな勘違いです。ノートに描く図は「芸術作品」ではありません。大切なのは「きれいさ」ではなく、「自分で描くプロセス」そのものです。
例えば、光合成の仕組みを、矢印と簡単な言葉(「日光」「水」「酸素」など)だけで描いてみる。そのプロセスで、脳が「何がインプットで、何がアウトプットか」を整理します。教科書の完成された図を眺めるだけでは、この整理は行われません。

さらにライバルに差をつける理科のノート術

ノートを「最強の問題集」に変える方法

基本ができるようになったら、この応用技に挑戦してください。それは、「ノートを赤シート対応の問題集に育てる」ことです。

やり方は簡単です。戦略1で「赤ペン」で書いた最重要語句を、復習の際に「オレンジ色のペン」で上からなぞる、あるいは最初からオレンジペンで書くようにします。

どうなるか?

テスト前に、市販の「緑色のチェックシート(暗記シート)」をノートの上にかぶせると、オレンジ色で書いた部分がすべて消えます。あなたが作った「思考エリア」の解説を見ながら、左側の「板書エリア」の重要語句を答えていく…。

これで、あなたのノートは、世界に一冊だけの「あなた専用のオリジナル問題集」に進化します。これが、復習しやすいノートの究極の形です。

まとめ

本日のまとめ

1. ノートは「写す」ためでなく、「理解し、復習する」ための道具である。

2. 色は「3色まで」に制限し、ルール化する。

3. 「左7:右3」で2分割し、右側に「自分の言葉」「図」「疑問」を書く余白を作る。

4. 授業中に右側が埋まらなくても、その日の復習で埋めれば良い。

5. 応用として、オレンジペンで「問題集化」すれば、最強の暗記ツールになる。

理論は分かりました。しかし、行動しなければ何も変わりません。完璧を目指さなくていいので、「最初の一歩」を踏み出すことが何より重要です。

【今日の最初の一歩】
まずは今日、学校で使った理科のノートを1ページだけ開いてみましょう。
そして、ページの右側3分の1あたりに、定規で縦に1本線を引いてみてください。
たったこれだけで、あなたの「ノート革命」の始まりです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました