【塾講師が解説】評価Aと偏差値UPを両立する「数学ノート術」
数学ノートの取り方は?
「数学のノート、提出で評価が低い」「テスト前に見返しても、何が書いてあるか分からない」…。そんな悩みを抱えていませんか?
多くの生徒が、ただ黒板を書き写すだけの「作業ノート」を作ってしまっています。それでは成績は上がりませんし、提出で良い評価も得られません。
この記事を読めば、あなたは変われます。Before(今):「カラフルなだけで復習に使えないノート」「提出でB評価」だったあなたが、After(読後):「先生からA評価をもらい、テスト前に最強の復習ツールとなる『戦略的ノート』」を作れるようになります。
数学ノートの取り方よくある”もったいない”間違い
まず、あなた自身のノートを思い返してください。以下のような「もったいない間違い」をしていませんか?
1. 「板書まる写し」の間違い
先生が黒板に書いたことを、そのまま写すことに必死になっていませんか?それでは授業を「聞いた」ことにはなりません。重要なのは「なぜその式になるのか」という思考のプロセスです。
2. 「カラフルすぎる」間違い
5色も6色も使って、ノートを飾ることに満足していませんか?多くの場合、それは「勉強した気になっている」だけです。どこが本当に重要なのか、色があふれて分からなくなっています。
3. 「余白ゼロ」の間違い
ページいっぱいにギッシリ書き込み、後から何も書き足せないノート。それは「完成品」かもしれませんが、「成長するための道具」ではありません。
これらはすべて、復習の効率を著しく下げる原因です。自分のことだと感じたなら、今すぐ改善が必要です。
成績の上がる数学ノートの取り方
安心してください。評価と成績を両立するノート作りは難しくありません。今日あなたにマスターしてもらうのは、たった3つのシンプルなルールです。
1. 「見開き完結」ルール
2. 色分け「3色」ルール
3. 「未来の自分」のための余白ルール
この3つを実践するだけで、あなたの数学ノートは劇的に変わります。一つずつ、論理的に解説していきましょう。
どのようにノートを取ればいいのか
ここからが本題です。なぜそれが必要なのか、目的とセットで理解してください。
ステップ1:「見開き完結」ルール(板書と思考の分離)
ノートは見開き(左ページと右ページ)で1セットとして使います。
・左ページ:「板書エリア」
ここには、先生が黒板に書いた問題、解法、定義だけを書きます。日付と単元名も忘れずに。
・右ページ:「思考・演習エリア」
ここが最重要です。授業中に先生が口頭で説明した「なぜそうなるか」の理由、自分の計算過程、疑問に思ったこと、つまずいたポイントを自由に書き込みます。
【目的】板書(情報)と思考(自分の理解)を物理的に分けることで、復習時に「どこで自分はつまずいたのか」が一目瞭然になります。これが復習効率の核です。
【コツ】右ページは計算用紙のように、間違いを恐れずどんどん書きましょう。汚くても構いません。それがあなたの「思考の足跡」です。
ステップ2:色分け「3色」ルール(情報の優先順位付け)
使う色は、基本の黒(または青)シャーペンに加え、「赤」と「青(または緑)」の2色だけです。
・黒(基本):板書、問題文、通常の計算。
・赤:最重要。公式、定理、先生が「これはテストに出る」と強調したこと。
・青:重要。赤ほどではないが押さえるべき解法のポイント、自分の間違い、弱点。
【目的】色に明確な役割を与えることで、脳が瞬時に情報の重要度を判断できるようになります。テスト前に「赤だけ」を見直す、といった効率的な復習が可能になります。
👉 塾講師のアドバイス
オレンジやピンクは使いません。なぜなら「重要そうに見える」だけで、論理的な優先順位付けになっていないからです。自己満足のノート作りは今日で終わりにしてく ださい。
ステップ3:「未来の自分」のための余白ルール
各ページの上部と下部、そして特に右ページの端に、意図的にスペースを空けておきます。
【目的】この余白は、未来のあなたが書き込むためのものです。例えば、テスト前に復習したとき、問題集を解いたときに気づいたこと、新しい解法などを「青ペン」で書き足していきます。
【コツ】ノートは「授業中に完成させるもの」ではなく、「テスト当日までに育てていくもの」です。この余白こそが、ノートを「自分だけの最強の参考書」に変えるのです。
よくある質問と壁と乗り越え方
多くの生徒が「この方法、面倒くさい」と最初の一週間で挫折します。
【よくある失敗】「右ページに何を書けばいいか分からない」「つい色をたくさん使ってしまう」「余白を空けるのがもったいない気がする」
【乗り越え方】最初は完璧を目指さなくて結構です。「右ページに先生の雑談をメモする」だけでも良いのです。まずは「板書とそれ以外を分ける」という意識を持つことが第一歩です。
【成功イメージ】このノート術を1ヶ月続けてみてください。次の定期テスト前、あなたは驚くはずです。「右ページを見れば、自分の弱点が全部書いてある」「赤ペンで書いた公式だけ完璧に覚えればいい」…。かつてないほど効率的に、自信を持ってテスト勉強に臨めるようになっているでしょう。
さらにライバルに差をつけるノート術
基本の3ステップをマスターしたら、もう一歩進んでみましょう。
それは「解き直し専用ノート」の導入です。
授業ノートとは別に、もう一冊ノートを用意します。そこには、「授業で間違えた問題」「小テストで間違えた問題」「問題集で間違えた問題」だけを貼り付け、解き直します。
その際、単に正解を書くのではありません。「なぜ間違えたのか(計算ミスか、公式忘れか、勘違いか)」「次はどうすれば解けるか」を必ず青ペンで言語化して書き込みます。
成績が伸び悩む生徒の共通点は、「できる問題」ばかり解いて安心していることです。本気で成績を上げたければ、自分が「できない問題」と向き合うしかありません。この「解き直しノート」こそが、あなたの弱点を潰す最強の武器となります。
まとめ
評価と成績を両立する「戦略的数学ノート術」をまとめます。
1. 見開き完結ルール: 左に「板書」、右に「思考の足跡」を書き、情報を分離する。
2. 3色ルール: 「黒(基本)」「赤(最重要)」「青(弱点)」で情報の優先度を明確にする。
3. 余白ルール: 未来の自分が書き込むための「成長スペース」を確保する。
理論は分かりました。しかし、行動しなければ何も変わりません。
【今日の最初の一歩】
今日学校で書いた数学のノートを1ページだけ開いてください。そして、3色ルールに従って、「最重要(赤)」と「自分の弱点(青)」に印をつけてみましょう。たったそれだけで、復習の第一歩が始まります。


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